050337 ランダム
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濃霧

濃霧

春過ぎ去りし思い出


春、木漏れ日を指す光の中に思い出を飛ばす。

光はキラキラ反射して僕の世界を七色に染める

ほら、新しい思い出を作ると共に世界を染めて

暮れの春、喪失感の塊の僕、僕の事覚えてる?

キミの声が聞こえない、何で?

空気の様に、太陽のように、月のように無くなるなんて思えない。

泡沫の夢現の世界でならキミに会える??

この世界で春風は優しくほら、こんなにも鮮やかにこの世界を染める

優しく吹く春風は。ほら。こんなにも憂鬱だった僕の心を鮮やかに極彩の彩りに塗る

夢現の淡い思い出は僕のくだらない世界を七色に染め上げた。

涙を流した日は空を見上げると世界は虹色に染まるんだ。

キミはそう教えてくれたね。

僕は空を流れるナガレ雲

淡い光を放つ白い華。キミの鉢植えはすぎさりし春の中に何を思う?

指を強く絡めて繋ぐ二度と離れないように。二度と失くさぬように

僕が流れないように強く強く離れないように握ってて

過ぎ行く春の中にキミを待つ

過ぎ行く春の中にキミを思う

君の声遥か遠く

七色に染まる過ぎ去りし永久の絆

離れないように強く強く握りしめて

ほら。ずっと一緒だよ



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